「自立と共生」の豊かな社会の実現をめざす市民の会
     オリーブ千葉
 

会員の投稿

会員からの投稿 >> 記事詳細

2018/09/25

◎「日本一新運動」の原点-420日本一新の会 平野貞夫妙観

Tweet ThisSend to Facebook | by:佐々木
〇『メルマガ・日本一新』


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                 通巻第420号・2018/ 9/20
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                     顧問:戸田 邦司
                     発行:平野 貞夫
                     編集:大島 楯臣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※ 一部の方にPDFファイルの添付をミスったようです。
  念のために、全員に再送します。申し訳ありませんでした。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎「日本一新運動」の原点―420

            日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観

〇 時局妙観

 9月7日(金)午前中に山口紀洋弁護士と私の告発人二人で最高
検察庁に出向き、「安倍晋三氏内乱予備罪告発状」を提出、その
後司法クラブで記者会見した。午後には憲政記念館で「記者説明
会」を開いたところ、司法クラブ以外のマスコミ記者、週刊誌・
ネット・ジャーナリスト等50人が参加して盛り上げてくれた。
 当日から翌週にかけての報道は週刊誌とネットだけで、新聞・
テレビの報道はゼロ。これに対し、ネット視聴者から多数の抗議
があった。自民党総裁選挙を忖度したことだろうが、現実は「内
乱予備罪」の本質が理解できていない日本の有識者たちの特質に
あると思う。

(驚いた最高検察庁の対応!)

 実は法務検察の幹部OBで衆議院事務局時代から親しい人物が
いた。告発の2日前に、終活としての私の行動を事前に知らせて
おくのが仁義だと思い、訪ねた。もちろん協力してもらう気はさ
らさらなく、同僚間で話題になったとき、私の心境を伝えて貰
えばとの思いはあった。彼は「最高検で告発状は取り扱わない。
門前払いとなるので他の方法を考えては」と、アドバイスしてく
れた。山口弁護士は「問題は国家の危機への警告だ。門前払いな
らそれなりの対応策がある」と、一歩も引かない。
 最高検には、7日午前10時に告発状提出に行くと通知して、
当日、受付で手続をした。「係員が対応するのでロビーで待って
欲しい」とのこと。5分ぐらいして三人の検察事務官が見え別室
に通された。山口弁護士が告発の理由を説明。私が「憲法の精神
で取り扱って欲しい」と注文をつけた。主任らしい検察事務官か
ら「お預かりし、取り扱いを検討して弁護士を通じて返事する」
との回答。面談は10分程度で終わった。

 私たち告発人は受付で検察事務官が事務的に預かるものと予想
していたので、異例の扱いに驚いた。今後のことだが、検察側が
受理して調査・捜査となることを望むが、先例のないことゆえ、
さまざまな展開を想定しておかねばならない。現在の状況は「告
発状は預かる」とのこと。これから「受理」となれば調査・捜査
の結果で起訴か不起訴となる。これが理想だが世の中そんなに甘
くはない。「検討の結果、却下」という可能性もある。この場合、
却下の理由が問題だ。そこで検察当局の憲法に対する姿勢がわか
り、新しい論議の出発点となる。

(告発の真意を理解する国民運動を!)

 告発当日7日の午後2時からの記者説明会は盛会だった。当日
午前7時に「アエラ・ドットコム」が、告発を解説する記事を発
信してくれたお陰で、参加したほとんどの人が真意を理解してく
れていたからだ。
 告発人の2人は、?内閣総理大臣など権力者の憲法を踏みにじ
り、基本秩序を権力を悪用して変質させ戦前回帰の国家をつくろ
うとする破憲行為は、本来、国会が追及すべき問題だ。それがで
きず大島衆議院議長が、与野党から孤立状況で「政権の不祥事は
民主主義の根幹を揺るがした」と、国家の危機を訴える中で野党
を叱咤するためにもこの方法しかなかった。?内乱罪は平成7年
の改正で、「権力の破憲行為に対抗し憲法の基本秩序を擁護する
実定法」として機能させることが可能なのだ、等々説明。参加者
の賛同を得た。
 この記者説明会は、「IWJ」でネット中継された。そのお陰
で「アエラ・ドットコム」のインプレッションは、7日から9日
の48時間で20万件を超えた。週刊誌では「週刊新潮」や「週
間ポスト」が記事を掲載してくれた。一般マスコミの「見て見ぬ
振り」は計算済みで、時期が来れば「混乱状態」となろう。それ
が日本の政治文化の病根であることを証明できると期待している。
問題は野党の反応である。どの党も「見て見ぬ振り」だが、リー
ダーの中にはリベラル弁護士と一緒になって、「平野は余計なこ
とをした。検察が内乱罪に柔軟な対応をするようになると困る」
と、愚痴っているとの話が聞こえてくる。
 内乱罪コンプレックスだ。だからこそ政権交代が必要なのでは
ないか。 市民レベルの反応は順調で、9月13日には千葉2区
市民連合主催の「告発対話集会」に招かれた。同月20日には参
議院議員会館で開かれる「平和をつくり出す宗教者ネット」の集
会に招かれている。11月18日には杉並区の女性グループから
招きがあった。民衆は新しいファシズムを実感しているのだ。 
                                                    (了)

※文中の千葉3区市民連合を千葉2区市民連合と訂正いたしま
した。(サ)

10:50 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)