白井聡氏:小沢一郎政経フォーラム9/29講演
【永続敗戦レジームの断末魔としての安倍政権】
白井 聡氏(京都精華大学人文学部専任講師)
著書:「永続敗戦論ー戦後日本の核心」太田出版
9月29日に行われた小沢氏の政経フォーラムの講師
白井聡氏の講演の一部をツイッターに書き出させて
頂きました。
そのツイートを合わせて下記に転載いたしました。
日本に生まれ育ち、長く生活させてもらっていながら
自分の国の状況をどれほど理解していたのかと自戒
することが多いです。
白井氏が講演の最後に語った言葉、
「長い間、孤独に戦ってきた政治家がいる。
現在ようやく共に闘う国民の存在を見つけたのだ。」
国民の意識が、本当にそこまで育っているのか、私には
分かりません。
それでも、戦う政治家の存在があったからこそ、その弾圧の
理不尽さに気が付きだした国民は少なくなくいました。
僅かながらもネットというツールを通し、世界の情報を
手に入れることで見えてきた世界もあります。
それをいかに広げていくかは、あまりに大きな課題ですが・・。
?白井聡氏:小沢一郎政経フォーラム9/29講演?
【永続敗戦レジームの断末魔としての安倍政権】
《永続敗戦とは》
「大義も、勝利の可能性も無かった戦争を始めた
責任を誰も取る事も反省をする必要もない。
負けたことを認めていないのだから、延々と負け
続ける。」
「大戦で日本人だけでも死者300万人、その内
200万人は、最後の1年間で死亡。
すでに負けると分かった戦争を国体護持のみで
続けた。
国民の不幸など顧みる事などなかった。」
《特殊な無制限な対米従属体制の形成》
アーミテージ氏も語っている。
「私は、日本に多くの友人を持っているが、
日本を愛するゆえに私が何かをすること
は無い。
何が米国の国益化を知っている。」2013/4月
「原発事故3.11は、敗戦時のデジャブだった。
無責任の体系(日本型システム)のド真ん中。
むちゃくちゃな戦争を止められない「組織」。
そして、悲惨な結果後つぶやく、
?実は自分は内心反対だった? と。」
《国と国民の品格》
翁長沖縄県知事:
「沖縄の基地問題の解決なくして日本を取り戻すことは
出来ません。
日本の品格が問われているのです。」
《永続敗戦レジーム支配者のジレンマ》
「親米保守政権を続けるためには、中国脅威論をあおる
しかない。
しかし、やりすぎると本当に日中開戦が起こり得る。」
「世界に類のない対米従属と責任も反省も否定した
永続敗戦レジーム、その中でも戦ってきた政治家は
存在した。
この孤独に戦ったきた政治家は、現在ようやく共に闘う
国民の存在を見つけたのだ。」