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2015/08/31

【緊急集会】小沢一郎「ぶっ壊せ!アベ安保法制」文字おこし

Tweet ThisSend to Facebook | by:染谷
緊急集会
小沢一郎を囲んで

集会趣旨:二見伸明  ※白内障手術延期
安保廃案への戦いが正念場
60年安保とは状況が異なり、組織による動員ではなく、
各階層の人々が自分で考えて行動を起こしている
日本は70年間戦争をせずに済んだ国
安部安保法案→もっともらしいものが最も無責任である
民主主義の良いところ:しっぺ返しをする権利を国民が持っている
次の総選挙では自民を過半数割れに追い込む

第一部
小沢一郎×平野貞夫

小沢一郎
安保法案の審議について
安部首相の本音は、自衛隊の海外派兵を自由に行いたいというところ
→戦後の民主主義の背景となる平和の理念、安部首相は認めたくない
審議が開始された最初の頃は法案の本質的な部分についての議論が為されていなかった
自民党推薦の憲法学者3人が違憲を表明してやっと憲法論議が出てきた
衆議院では法案が通り、現実的には強行採決で成立させることが可能
しかし、国民の反対の声で阻止はできる(?)
→数だけでは強行できない空気を作り上げる必要がある

平野貞夫
安部首相訪米時に成立した新ガイドライン
→ほとんど報道されないし国会でも議論されないが、是非国民に理解を。
端的に言えば、日本国民を危険に晒すもの
周辺事態法とも合わせて大問題

小沢一郎
新ガイドライン
事態の制限や地域的限定が外されており、自衛隊がどこへでも行けるようにしようというもの
→日米共同で世界中どこでも軍事行動が起こせるようになるのであり、日本国憲法及び日米安全保障条約から逸脱した考え方
安部首相は憲法改正を言わなくなった。
→憲法改正を以って一連の法制を整えるのであれば善し悪しは別に論理的矛盾はない
やるなら憲法改正を議論すべきである。
法律だけをいじれば良いというものではない。

平野貞夫
新ガイドラインを憲法違反だと言い切っているのは小沢一郎だけ
→これを国会で審議しないのは大問題

小沢一郎
太平洋戦争
→既成事実としてここまで来たらしょうがない、で開戦
→戦局必ずしも好転せずこうなってしまっては仕方がない、で終戦
合理的な状況分析によるところではなく、何となくの全体的な流れで物事が決定している
→論理的結論を出さない傾向
日本的民主主義という点で平和な時分には誰も責任を取る必要もなくそれで良い。
→日本は何千年と民族的衝突という意味で争いらしい争いが起きなかった。
グローバルな世界における政治家はそうであってはいけない。
日本の政治は新ガイドラインという日米の合意が先行している。
→「アメリカが言っているのだから仕方ない」対米従属仕方ない症候群
日米同盟
同盟関係である以上、本来は対等なはず
→対等な立場で話をするものであり従属関係、主従の関係ではない
アメリカが横柄なのは確か。何でも言う通りにしろという姿勢で来る。
→日本には日本のルール、立場があるのであり、対等な立場で話し合うべきだと認めさせるところから話さなければならない
アメリカに対して日本の役人は全然反論しない
筋道を立てて論理的に反論すれば相手がアメリカであっても理解させることができる。
→お互いに本当の議論ができて初めて同盟関係と言える。

平野貞夫
対米従属仕方ない症候群の治療が必要
集団的自衛権について
国連憲章などに基づいて整理
国連の集団安全保障という概念とは?
憲法9条:国連で認められた集団的自衛権を想定していない、排除した状態で制定されている。
→国連軍の設立が前提で9条は作られていた。しかし冷戦で国連軍の運用は頓挫。

小沢一郎
国連を中心とした安全保障:国際安全保障 と定義すべき
9条の文言:第一次大戦後のケロッグ=ブリアン協定(不戦条約)の理念から国際連盟、国際連合へと受け継がれた理念
国際紛争は国際連邦としての国連が国連の承認の基に国連軍を動員して処理する
「国際紛争は地球規模で国連が解決する」「各国は世界の平和のために尽力する」
→9条の理念の基
国連の機能が十分でないのであれば、それが機能するように日本が先導役になるべき。
日米安保:国連において決定された場合は日米の共同作戦行動は中止すると書いてある。
→あくまで国連と国連軍の存在に立脚したものである。国連による紛争解決までのタイムラグを埋めるための臨時措置としての安保条約。

平野貞夫
冷戦終結期に小沢一郎は2020年までに国連を基に世界政府を形成しなければ世界の混乱は収束しないと主張。
未だ成らず。

小沢一郎
湾岸戦争、イラク戦争
→ごちゃごちゃにしてはいけない。
湾岸戦争:国連の承認あり→後方支援をやるべきであった。しかし、当時の外務省は大反対で行わず。
→国連の承認に基づく紛争解決行為であり、集団的自衛権とは別概念の行為。9条の枠組みで十分に実行できた。
イラク戦争:国連の承認なし→後方支援をやるべきではなかった


第二部
タウンミーティング

・安部首相の本音について
もっと先には何かがあるのではないか?
→アメリカの子分としてだけでなく、自分の判断で自由に武力行使ができるようにすることではないのか?

小沢一郎:
あくまで邪推の域を出ないが安部首相の心には、経済大国日本と同時に軍事大国日本としての絵が描かれているのかもしれない。

・公明党と自民党の仲を割く秘策は?

小沢一郎:
個々人の奮闘に頼らざるを得ない。
現在の癒着関係は正直なところ切れない。
個々の創価学会員の方々に頑張っていただくしかない。

・アーミテージ=ナイ レポートの通りに政策は実施されている。
→本当に独立国家と言えるのか。

小沢一郎:
現象だけを見るとそうとはとても言えない状況。
ただ、
安部首相はアメリカのシンクタンクも含めて世界でも危険視されている。

・国会周辺のデモには何人必要か?安保法案を潰すには?

小沢一郎:
デモに集まる人数によるところが大きい。
メディアに取り上げさせる必要があり、一箇所にどれだけ多くの人員が集まるかが重要

・もし安保法案が通りその後の総選挙で政権交代を実現した場合、法案を白紙に戻すことができるか?

小沢一郎:
法律である以上、数でどうにでもなる。
国民の意思次第。

・国会議員の方々は一体何を考えているのだろうか?

小沢一郎:
皆、話をすればわかる人間達。どこに問題の焦点、本質があるのかを考えていくことが大事。

・倒閣の方針が出てこないと戦線が構築ができない。

小沢一郎:
安部内閣退陣、倒閣という文言は確かにより人々を奮い立たせるだろう。
国民の意思表示行動が大事。

・年内に野党を再編して新党を作れるのか?

小沢一郎:
来年の夏の参議院選挙に勝利するには、少なくとも今年中に野党の大同団結のコンセンサスを取らなければならない。
新党については、言うべくして難しい。野党共闘態勢を形成することが先決。
→選挙の時の届け出政党と既存の政党を別にし、共同戦線を張ることは可能。
初めから新党というのは難しい。選挙の時に一つの名前で戦う合意を取りたい。

以上

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