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2015/02/05

日本一新の会 メルマガ配信 (第250号)

Tweet ThisSend to Facebook | by:olc_admin
日本一新の会 メルマガ配信
━━【日本一新】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                  通巻第250号・2015/1/29
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                     顧問:戸田 邦司
                     発行:平野 貞夫
                     編集:大島 楯臣
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「日本一新運動」の原点249
 
            日本一新の会・代表 平野 貞夫妙観
 
日本一新運動 関東圏有志による新年会報告!
 
 1月25日(日)午後2時半から、日本一新の会・オリーブ神
奈川・オリーブ千葉の有志による新年会が開催された。国民の政
治離れが著しい昨今、参加者の数が心配されたが、なんと80名
弱の懐かしい顔・初めての顔で、補助席さえ満席となる盛会であ
った。
 
(「政治家の責任」について 
  小沢さんの見識を知ってもらうための衆議院選出馬だった!)
 
 私の総選挙出馬は国民の中からさまざまな批判や失笑を受けた
が、新年会に参加された方々には、絶大なご支援を受けたことに
謝意を表して、出馬の真実の動機は何だったのか私の心境を説明
した。
 民主党が衰退した原因を、自公両党の協力で消費税増税を実現
した野田民主党に反発して、小沢さんが「民主党から集団離党さ
せた」ことにあるとの意見が、与野党にわたって平然と語られて
いることに、私は深刻な思いを持っていた。特に、当時の民主党
現職国会議員の4分の3はその意見で、親しい民主党の複数の幹
部も同意見であることから、たびたび大論争になった。マスコミ
有識者の見方も同じ線で、政略的に捏造されていた。
 
 消費税増税問題を巡って、平成25年3月から6月まで、野田
首相・輿石幹事長・小沢さんが非公式に協議を重ね、その時々に
小沢さんから相談を受けていた私としてはことの真相を知る立場
にあった。野田・輿石・小沢会談は決裂し、消費税増税に国民は
喘ぐようになったが、最後の場面での小沢さんの見識は「政治家
の責任と覚悟」とは如何なるものかを示し、歴史に残すべきもの
があった。無論、本人がこれを語ることはあり得ない。だからと
いって、すべての責任を与野党のみならず、社会的風潮として、
小沢さんに背負わせる我が国の政治文化を黙認できない私として
は、東北ブロックに出馬して「岩手県」で事の真相を公表する絶
好のチャンスと考えた。それが平成26年12月10日の「生活
の党岩手県連演説会」であった。その要旨の報告を新年会の第一
報としたい。
 
 平成24年3月9日、党内の消費税問題の対立で困り果てた城
島民主党国対委員長は、お茶の水の居酒屋?面(おもて)?で私
に対応を相談したのが事の始まりであった。民主党執行部には打
開策がなく、知恵を出してくれとのこと。翌日党員資格停止中の
小沢さんに民主党の実情を説明、翌月11日、3・11の1周忌
式典の夜、小沢輿石会談がもたれた。小沢さんは独自の調査で
地域経済の育成、逆進性対応のセーフティーネットを整備しない
と大混乱になると判断していた。1年間関係法案の提出を延期し、
必要な整備をした後であれば協力すると輿石幹事長に伝えた。
 この話を、野田政権を支える輿石幹事長が野田首相に伝えたが
拒否された。私の推測だが、政権を支える幹事長として首をかけ、
自分の?ことば?として迫るべきことを、小沢さんの提案として
説明したようだ。そして、3月30日、消費税増税法案などを、
民主党内だけではなく連立を組んでいた亀井国民新党代表の強い
反対を押し切って国会に提出した。それでも、小沢さんは消費税
増税法案等を1年間凍結することを、再三開かれた野田・輿石・
小沢会談で国民生活と民主党政権存続のため説得し続けたが野田
首相は拒絶し続けた。六月十五日、民主・自民・公明の三党は、
消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法案を修正し、
今国会で成立させることで合意した。今日の我が国の政治・経済
の混迷の原因は、この3党合意の嘘言にある。それを洞察してい
た小沢さんを、民主党政権で生かせなかったことが、日本の悲劇
であることを国民は知るべきだ。
 私は後日、小沢さんに「何故、野田首相を説得できなかったか」
と詰め寄った。ぽつりと語った言葉が私の心に残っている。
「どうしても消費税を増税したいなら、成立後『何故、増税か』
を丁寧に国民に説明し首相を辞めるなら協力する。政治家の究極
の責任とはそういうものだ。国民は増税へ多少の理解をするだろ
うし、政権交代の総選挙で国民との公約を破った民主党の責任も
軽減されよう。反対を貫いてきた私が協力することに対する国民
の批判は敢えて背負う」と。我が国でこの「小沢見識」を理解す
る政治文化が失われていることが、最大の問題である。
 
 新年会の質問の時間では「戦後70年、日本を支配した権力の
実態は何か!」など大事な問題が提起された。重要な問題なので、
次号で採り上げたいと考えている。

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