東京新聞10月1日付「発言」欄『言葉の「乱れ」やがて標準に』の投稿者へ
山田 翠
【丁寧な言葉で幸せになれる】
言葉は生きており、時代とともに移り変わる。
ただ、「乱れ」というのは表現の仕方が違うというより、「雑」というように思う。
気を付けなければならないのは、言葉は自分の口から出て、自分の耳にも入ってくる。
そして、すぐに脳に直結する。
自分の言葉で腹を立てたり、傷ついたりということもある。
「雑」な言葉遣いを初めは面白半分で使っても、続けるうちにそれが当たり前になってしまう。
言葉が「雑」だと、それに比例して服装も態度も「雑」になってしまう。
言葉、服装、態度が「雑」だと、人心がすさんでくる。
そうなると一番怖いことで、他人に対して穏やかで優しい感情を抱くのが難しくなる。
丁寧な言葉からは、それにふさわしい服装や態度がおのずから出てくる。
人との関係も穏やかで温かいものになり、自分が幸せでいられる。